日中韓環境教育ネットワーク(TEEN)会合

第12回日中韓環境教育ネットワーク(TEEN)シンポジウム・ワークショップ 参加報告

photo01TEENは、環境教育に関する情報交換を通じて、日中韓の環境教育ネットワークを推進し、環境共同体意識の向上に資することを目的として、毎年ワークショップとシンポジウムを開催しています。

環境教育の専門家や教育者、NGO代表などが三カ国から集まり、環境教育のイニシアティブについて活発な議論や意見交換等を行っています。 2011年10月25日~26日、韓国・慶州の慶州教育文化会館で「環境教育の将来-”実践”に向けて」をテーマに開催された第12回日中韓環境教育シンポジウム及びワークショップに、EcoLeaD事務局長が出席し、発表を行いました。

10月25日に開催されたTEENシンポジウムでは、第1部の開会式で延世大学のPARK, Tae Yoon氏による開会挨拶、韓国政府環境部のYANG, Jaemoon氏によるスピーチ、国際環境教育研究所のCHOI, Sukjin氏によるこれまでのTEENの歴史・成果についての説明が行われました。

第2部の基調講演では、三カ国の行政官からそれぞれ環境教育施策について発表が行われました。

翌26日はTEENワークショップが行われました。専門家による発表では、環境リーダー育成に向けたグリーン成長型環境教育の促進等について発表が行われました。

「持続可能な世界に向けた環境リーダーの育成:環境とグリーン成長」と題して韓国教員大学校のKIM, Chankook氏が、「『千名青年環境友好使者』の取組み」と題して中国環境保護部宣伝教育センターのYAN, Yingying氏が、「環境人材育成コンソーシアムの取組み:環境リーダー育成のためのマルチステークホルダー・パートナーシップ」と題して西村事務局長が、「信州大学グリーンMOT(技術経営)教育プログラム-環境リーダー育成事例の紹介」と題して信州大学大学院の樋口一清氏が、それぞれ発表を行いました。

photo01TEENワークショップ学生セッションには、日本から3名、韓国から4名、中国から3名の学生が参加し、「グリーンキャンパスの構築とグリーンライフの実践」をテーマに、各国の大学における優良事例の紹介が行われました。

韓国の学生からは、キャンパス内に緑を増やす運動や、エコキャンパスのアイディアを競う取組について、中国の学生からは、節水、節電等のための設備を備えたキャンパスについての発表がありました。

日本の学生からは、日本の大学で行われているレジ袋削減プロジェクトや、環境改善活動に関心のある学生が集まるCampus Climate Challenge(CCC)実行委員会による「エコ大学ランキング」及び「全国エコ大学白書」の取組について紹介がなされました。この後、さらに、初等・中等教育における環境教育の事例発表と、TEENの今後の方向性についての発表が行われました。

TEEN開催に先立ち、10月15日(土)に日本環境教育フォーラム(東京)で開催されたTEEN学生セッション参加学生事前研修会で、安井至氏(代表幹事)と森下研氏(幹事)が、環境問題の捉え方とグリーンキャンパス、グリーンライフについて講義を行いました。また、12月4日(日)にJICA地球ひろば(東京)で開催された「大学生と共に考える、日中韓・未来の環境教育-環境省・日中韓環境教育ネットワーク シンポジウム及びワークショップ派遣学生報告会」に、森下幹事と西村事務局長が出席し、今後、同シンポジウム・ワークショップで学んだ内容をもとに学生の視点で日中韓の環境教育協力にどう貢献できるかについての、派遣学生による提案にコメントしました。

写真:第12回シンポジウム・ワークショップより

(2011年10月 韓国・慶州)

■参考:環境省TEMMホームページ