概要
コンソーシアム・福岡について
2008年(平成20年)8月、福岡工業大学(代表校)、九州大学、福岡女子大学、西南学院大学の4大学が、大学院 修士レベルで、環境・エネルギー問題をテーマとしたコンソーシアムを形成する取り組みが、文部科学省の大学教育改革支援の一つである「平成20年度戦略的 大学連携支援事業」に採択されました。(※21年度からは「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」に名称変更。)
この採択により、2008年(平成20年)9月19日、4大学は「国公私立大コンソーシアム・福岡」の結成に関する協定を締結致しました。環境・エネル ギー問題への関心が高まっているなかで、大学に求められるのは、問題解決に向けた研究成果の発表や政策提言、高度な知識を備えた人材の育成・輩出といった 学術的な貢献です。コンソーシアム・福岡は、そうした社会的要請に加え、地元行政部門(九州経済産業局、福岡県、福岡市)並びに地元有力企業(九州電力、 西部ガス等)の個別的な指導・助言を得て推進するもので、福岡市臨海部に位置する国公私立4大学がこれまでに蓄積してきた自然科学的知見及び人文・社会科 学的知見を意識的に統合するとともに、アジアや地域(行政、産業界、地域住民等)との結びつきをさらに強めることによって、環境・エネルギー問題の解決へ の知的かつ具体的な貢献を果たすことを目的としています。さらに、各大学の教育研究資源を有効活用することにより、地域における「知の拠点」として、教育 研究水準の一層の高度化等をめざしてまいります。
運営体制
コンソーシアム戦略会議(年1回開催)
4大学の総長、学長で構成されるコンソーシアム・福岡の意思決定機関です。
コンソーシアム推進会議(毎月開催)
4大学から選出されたユニットリーダー、サブリーダー及び事務局メンバーで構成される実質的な推進機関です。
アドバイザリーボード(年1回開催)
行政、企業等の外部有識者からなるアドバイザリーボードを設置し、そこでは第三者的立場からコンソーシアム・福岡の活動全般に対する外部評価を行います。
コンソーシアム・オフィス(常設)
福岡工業大学と九州大学に常設のコンソーシアムオフィスは、事務局として全体調整、会議体の運営、ホームページ及びデータべースの管理、企業等に対するコンサルティング窓口等の役割を担っています。
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http://www.consortium-fukuoka.jp/about/outline.php
単位互換授業「コンソーシアムプログラム」
コンソーシアム・福岡による単位互換授業は、各大学の大学院修士課程または博士前期課程間での相互補完的な教育体制を形成、推進することにより、高度環境人材を育成していくことを目的に実施しています。
具体的には、4大学の既存科目から環境、エネルギー関連の学科目を選定し、「コンソーシアムプログラム」として公開することで、4大学の修士課程、博士前 期課程に在籍している学生であれば誰もがこのプログラムを受講できるシステムを構築しました。授業は遠隔講義やスクーリングによって行われています。
修得した単位は各大学の規程にもとづき修了要件単位として認定されます。受講料は必要ありません。
福岡工業大学 | 九州大学 | 福岡女子大学 | 西南学院大学 | ||||
工・情報 | 社会環境 | 理工系 | 人文社会 | 人間環境 | 法経 | ||
環境負荷 低減 |
自動車 リサイクル |
● | |||||
地盤改良 | ● | ||||||
生活関連資材 | ● | ||||||
環境修復 | ● | ● | |||||
環境負荷 モニタリング |
● | ||||||
省エネ 新エネ |
クリーンコール | ● | |||||
次世代自動車 | ● | ||||||
地中熱 利用開発 |
● | ||||||
電力系統の 安全性 |
● | ||||||
新資源 | 石炭灰の 高度利用 |
● | |||||
高分子複合 機能材料 |
● | ||||||
微生物利用 | ● | ● | |||||
森林資源 | ● | ||||||
環境 マネジメント 地域政策 |
環境法 | ● | |||||
海洋法 | ● | ● | |||||
環境経済学 | ● | ● | ● | ||||
自然地理学 | ● | ||||||
アジア環境協力 | ● | ● | |||||
地域循環 | ● |





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■開講科目一覧
2012年後期
○科目名をクリックすると、科目の詳細ページが開きます。
大学名 | 科目名 | 時間割 | 受講形態 | 単位 | 担当教員 |
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アジア環境協力特論 | 水曜日3限 | スクーリング | 後期2単位 | 高多理吉教授 |
環境会計特論 | 水曜日2限 | 遠隔講義 | 後期2単位 | 李 文忠教授/ 岩田裕樹助教 | |
環境教育特論 | 火曜日4限 | スクーリング | 後期2単位 | 坂井宏光教授 | |
環境物質科学特論Ⅱ | 木曜日3限 | 遠隔講義 | 後期2単位 | 宮元展義准教授 | |
環境経済政策特論 | 火曜日5限 | スクーリング | 後期2単位 | 野上健治教授 | |
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地域熱環境工学 | 火曜日1限 | 遠隔講義 | 後期2単位 | 萩島理 |
環境エネルギー管理計画 | 木曜日2限 | 遠隔講義 | 後期2単位 | 伊藤一秀 | |
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国際法講義2B | 月曜日4限 | 遠隔講義 | 後期 2 | 岩間徹 |
教科教育学特論 | 土曜日2限 | スクーリング | 後期 2 | 西野祥子 | |
流通論特殊講義 | 水曜日2限 | スクーリング | 通年 4 | 渦原実男 | |
環境政策特殊研究 | 水曜日3限 | 遠隔講義 | 通年 4 | 小出秀雄 | |
行政法講義2B | 火曜日6限 | スクーリング | 後期 2 | 勢一智子 | |
資源経済論特殊研究 | 金曜日4限 | スクーリング | 通年 4 | 河村朗 |
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http://www.consortium-fukuoka.jp/university/kamoku