理工学研究科
概要
~知と技の協奏曲~
教育研究上の目的
・博士前期課程
学部における専門基礎教育をもとに、専門分野のみならず基礎から応用にわたる広い関連知識の修得を目指す高度専門教育を授ける。それを通して、独創性のある国際的なレベルの研究者へ成長するための基礎を備えた人材又は国際的な知識基盤社会において指導的役割を果たすことができる高度専門職業人を育成する。
教育組織と研究組織の分離
平成18年4月から埼玉大学理学部・工学部および大学院理工学研究科は教育組織(教育部)と研究組織(研究部)を分離しました。
これにより、従来各学部に所属していた教員は、平成18年4月からは理工学研究科研究部に所属します。 各教員は研究部から教育部へ、あるいは各学部に出向いて、博士前期課程や博士後期課程、各学部の教育を担当することになります。大学院の学生は、理工学研究科教育部に所属します。
教育部の体制としては、まず前期課程の専攻を理工融合体制に組み替えました。この際、標準的な学生に対しては前期課程と学部との6年一貫教育が望ましいことから、専攻の下にコースを設け、大学院の教育と学部の教育との連続性にも考慮を払っています。また後期課程の専攻は理工学専攻に一本化し、その中に6つのコースを設け、専門性と学際性・理工融合性のバランスをとっています。
■この情報の掲載元
http://www.saitama-u.ac.jp/rikogaku/jp/dept_001_02.html
環境システム工学系専攻
現代社会では人類文明がもたらした地球規模の環境問題を根本的に修復することが喫緊の急務となっている。
本専攻は、人間を含む諸生物が生存する様々な圏域における地球規模の環境問題を解決すべき課題として認識し、現代の科学技術を駆使しつつ環境問題のメカニズムを解明してその具体的解決手法を提示するとともに、人間社会が自然生態系と共存しつつ持続可能性を高めていくために有効な解決策をシステムとして構築できる、優秀な環境システム工学の専門家の養成を目指す。
本専攻には環境社会基盤国際コースおよび環境制御システムコースを置き、両コース共に国際的水準の教育を主に英語で行うカリキュラム体系を組むとともに、両コースで共通に開講する科目を設け、環境システムに関する高度な知識の習得を可能にする。
環境社会基盤国際コースは、多様化していく社会的ニーズに応えるべく、社会自然環境と調和した社会基盤の計画・設計・施 工・維持・管理技術を創造的に担う教育・研究を実践している。具体的には、1.地盤災害の予測・軽減、土壌汚染の把握・防止・浄化、大規模地下空間利用と 地盤環境を担う環境地盤工学分野、2.地震発生の物理と波動、耐震、地震災害予測・防災を担う地震工学分野、3.安全で機能的な構造物の設計、人と環境に 優しい構造物の創生、新材料開発やリサイクル技術を担う構造・材料システム分野、4.自然調和型の河川・海岸、利水・治水計画、防災を担う河川・海岸分 野、5.アメニティ重視の都市設計、都市交通のあり方、開発途上国の社会基盤整備を担う地域計画設計分野で構成されている。これらの諸分野は、工学的知識 を基礎とし、さらに人文社会科学、政治経済学、美術等をも取り入れた学問領域から成りたっている。
環境社会基盤国際コースのホームページはこちら
環境制御システムコース
環境制御システムコースは、地球環境保全の観点から、人間及び生物と環境の関わりを体系的に捉え、人間活動による環境へ の負荷を最小化する持続可能な循環型社会システムの構築に貢献する人材を養成する。本コースでは、環境に関心を抱く多様な教育歴を持つ学生を迎え入れ、大 気汚染等の環境問題の解明に不可欠な環境科学の基礎と応用、環境の総合的な評価及び管理手法、環境と人間の相互作用、自然生態系のメカニズム、センシング 技術を応用した環境変化の計測技術、省資源や省エネルギーに関わる物質循環技術や環境制御技術等、多岐にわたる環境諸分野を体系化したカリキュラムによる 高度な専門教育を通じて、環境の仕組みと環境問題の本質への理解を深めると共に、地球環境の有限性に対する認識を深め、社会の持続的発展と環境保全の両立 に資する科学技術的な環境制御システム手法の知見を備えた、指導的な役割を果たす専門家を養成する。
環境制御システムコースのホームページはこちら
■この情報の掲載元
http://www.saitama-u.ac.jp/rikogaku/jp/dept_002_06.html
卒業・修了生の進路
平成20年度 学部卒業・大学院博士前期課程修了生の就職・進学先
*は女子 留学生は含めておりません。 |
|||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
学部卒業生 | 大学院博士前期課程修了生 | ||||||
就職 | 官公庁 | 栃木県 | 2 | 就職 | 官公庁 | 長野県 | 1* |
茨城県 | 1 | さいたま市 | 2 | ||||
埼玉県 | 2 | ||||||
東京都 | 1 | ||||||
静岡県 | 1 | ||||||
札幌市 | 1 | ||||||
さいたま市 | 3 | ||||||
江東区 | 1 | ||||||
会計検査院 | 1 | ||||||
建設業 | 鹿島建設 | 1 | 公益 (JR・旧公団) |
東海旅客鉄道(JR東海) | 1 | ||
大成建設 | 3 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) | 2+1* | ||||
安藤建設 | 1 | 建設業 | 竹中工務店 | 1* | |||
三井住友建設 | 1 | 佐田建設 | 1 | ||||
戸田建設 | 1 | 角藤 | 1 | ||||
どたか建設 | 1 | 大成建設 | 1 | ||||
木内建設 | 1 | 大林組 | 2 | ||||
フジタ | 1 | 鹿島建設 | 1* | ||||
鉄建建設 | 1 | ||||||
コンサルタント | ドーコン | 1 | コンサルタント | 日本技術開発 | 1 | ||
基礎地盤コンサルタンツ | 1 | ||||||
オリエンタルコンサルタンツ | 3 | ||||||
ジェイアール東海コンサルタンツ | 1 | ||||||
大日本コンサルタンツ | 1 | ||||||
設備 | 岡三リビック | 1 | |||||
設備 | システックエンジニアリング | 1 | 情報・通信 | コダマコーポレーション | 1 | ||
住宅・建築 | 大東建託 | 1 | |||||
大和ハウス工業 | 1 | 進学 | 大学院 | 埼玉大学大学院(博士後期課程) | 3 | ||
一条工務店 | 1 | ||||||
パナホーム | 1 | ||||||
不動産 | 野村不動産アーバンネット | 1 | |||||
小田急不動産 | 1 | ||||||
松井産業 | 1 | ||||||
情報・通信 | 住商情報システム | 1 | |||||
新日鉄ソリューションズ | 1 | ||||||
NTTデータ | 1 | ||||||
インフォマティクス | 1 | ||||||
コダマコーポレーション | 1 | ||||||
一般 | プリンスホテル | 1 | |||||
山九 | 1 | ||||||
icsコンベンションデザイン | 1 | ||||||
進学 | 大学院 | 埼玉大学大学院 (環境社会基盤国際コース) |
24+3* | ||||
埼玉大学大学院 (環境制御システムコース) |
3+2* | ||||||
東京大学大学院 (新領域創生科学研究科環境システム学専攻) |
2 |
就職先区分
![]() |
---|
![]() |
■この情報の掲載元
http://www.civil.saitama-u.ac.jp/sinro/index-m.html